【運営】:認知症介護研究・研修センター(東京、大府、仙台)
  我が国の認知症介護に関する研究・研修の中核的機関として
  平成12年度に厚生労働省により設置されました

研修情報

認知症介護指導者の紹介/東京センター

磯山 候子 (東京センター第4期生)
こだま西瓜の町にようこそ!

介護老人保健施設協和ヘルシーセンター

地域の特徴

 筑波山の北西に位置する協和町は人口17,180人、こだま西瓜生産量日本一の緑の多い町です。この地に本法人の救急指定病院・療養型病院・介護老人保 健施設・介護老人福祉施設・身体障害者福祉施設・授産施設・訪問看護ステーション・ホームヘルパーステーションがあります。
 故・久野恒一先生の「常に相手の立場に立って物事を考える」という理念に基づき連携システムが構築されました。住み慣れた地域で安心して暮らし ていただくために、それぞれの施設が役割を意識して事業を展開しています。「看護の日」には病院が主体となり地域の各所で健康チェックを行いました。福祉 施設では入所者が中心となって空き缶拾いや清掃を行っています。近隣の皆様を招待しての夏祭りも楽しみの1つです。

施設の紹介
 私の勤務している介護老人保健施設協和ヘルシーセンターは平成元年に茨城県で最初に開設された施設です。その当時、老人保健施設に対し地城の方の理解が浅く、健康センターと間違えて、入浴・カラオケ・余興等を楽しむ施設と思い込んでいた人もいたそうです。
 現在は、入所96床・通所30名・ショートステイ随時受け入れ体制をとっています。開設時よりボランティアの受け入れと、地元の幼稚園児や小・中学生の訪問は途切れることなく続いています。

施設での取り組み
 高齢者社会を迎え、どの施設も認知症高齢者が増加し、介護教室においても対応困難事例の質問が多くなってきました。今こそ、遅ればせながらも学 びを深め、地域の皆様の理解と協カをいただくための小さな活動を始めたところです。まず、併設施設に呼びかけ定期的に講演会やナイトセミナーを開催してい ます。今では近隣の社会福祉協議会様・連携サービス事業者様・グループホームスタッフ様方にも参加していただけるようになりました。
 今年度より当施設が茨城県の老人保健施設の実地研修施設に加わることになり、他施設の皆様と一層の交流を深められるものにしたいと、楽しい企画作りに取り組んでいます。

今後の課題と展望
 地域の老人会・婦人会の皆様、区長様方、ボランテイアの皆様にも講演会・勉強会に参加していただけるよう、本部の方々の支援もいただきたいと思っています。
 今後、地域における医療・介護体制については、サービスが24時間・365日、困った時にすぐ対応できるよう行政との連携を推進していく必要があると思います。

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