【運営】:認知症介護研究・研修センター(東京、大府、仙台)
  我が国の認知症介護に関する研究・研修の中核的機関として
  平成12年度に厚生労働省により設置されました

研修情報

認知症介護指導者の紹介/仙台センター

井上 和弘 (仙台センター第3期生)
地域ケアの取り組み

テルウェル西日本愛松園

地域の特徴

 私のグループホームは愛媛県松山市中心部に位置しています。開設後10ヶ月が経ちました。松山市といえば、道後温泉、みかん、高校野球、などが有名です。道後温泉の「足湯」は無料で開放されており、利用者とよく出かけます。
 「地域」が重要視されるようになって久しいですが、掛け声とは裏腹に、現在市内中心部では祭りで神輿のかきてがおらず中止になった地域があるように人の結びつきが薄れているようです。

施設が取り組んでいる地域ケアについて
 サービス内容では、グループホーム(2ユニット)、デイサービス(定員15各)、居宅介護支援事業所があります。
 これらのサービス以外に地域の公民館行事や文化祭に参加したり、近隣の小学校との交流を通じて地域の方々とのふれあいを進めている所です。

今後の課題と展望
 現在グループホームの管理者として感じることは、我グループホームが「施設」として地域に捉えられていることへの抵抗感です。鉄筋コンクリート 3階建ての建物を改装したハード面は仕方ないにしろ、「施設」ではないんだ、「施設」にないものを目指すのだ、と日々悩んだり考えたリしています。
 来年度には建物の3階に宅老所を併設する予定です。少しでも本当の意味で地域の一員として機能できるようにしたいと思っています。
 認知症介護指導者として研修講師くらいしか取り組めていないけども、今いる利用者から学ぶしかないと考えている。「10年前の常識は今の非常識」って言われてもね。また、仙台へ行って皆さんにお会いしたいと思いながら諸事情で悲願が果たせずだが、来年こそは。

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