(2)身体的痛み、便秘・不眠・空腹等による苦痛の影響は考えられますか?
・とても早食い。
・食後席を立ち、他入居者の食事を食べてしまう。
・心配ごとや顔の表情で困っている時は、右手をお腹の所に当てている。
(3)悲しみ・怒り・寂しさ等の精神的苦痛、また本人の性格等の影響は考えられますか?
子供に対する愛情の記憶が、他入居者への過剰な関わりとなっている?
(4)音・光・味・臭い・寒暖等感覚的な苦痛を与える刺激の影響は考えられますか?
・非常に寒がり。
・日中からフロアーのカーテンを閉めて歩いている。
(5)家族・介護者など周囲からの過剰、あるいは少なすぎる関わりの影響は考えられますか?
・様々なことをして、他入居者から怒られてしまう。
・職員が制止の言葉を掛ける。
→その為の影響は考えられる。
・家族の面会が少ないが、来た時には一緒に座って話をしている。
・落ち着いている。
家族との面会時は落ちついているのですね。
帰った後の行動で気になることはありますか。
帰った後、特に気になる言動はありません。しばらく同じ場所に座っていることはあります。
(6)障害程度・能力の発揮に対して、住まい・器具・物品等物的環境による影響は考えられますか?
・必要以上に衣類を持ち歩くため、衣類は居室外にて管理している。
・居室内は殺風景である。
(7)要望・障害程度・能力の発揮と、アクティビティー(活動)とのズレによる影響は考えられますか?
出来ることは多いが、何もしていない時間が多い。
歌がお好きなようですが、他の入居者と一緒にアクティビティー活動に参加する時のAさんの様子について教えてください。
歌のときは微笑みながら手拍子をしています。午前中の体操は、毎日元気よく参加しています。近くにいる他の入居者の方には、「やりなさいね。」等声をかけるときもあります。洗濯物をたたむときは、しわを丁寧に伸ばしながらたたんでくれます。食事の準備(お箸を配る、ご飯やお味噌汁をよそう)などを手伝ってもらうときも、よい表情をしています。基本的に何をするにも一人が良いようです。職員が、他の入居者の方との間をとり持ちますが、入居者の方には関心がなく、職員との関わりの方が嬉しいようです。
(8)生活歴・価値観等に基づいた暮らし方と、現状とのズレによる影響は考えられますか?
・気になることが多くあり、出来ることやしてあげたいと思うことがたくさんあるのに、周囲と調和しないことが多い。
・子どものこと、家のことが心配であるのに、家に帰れないという不安が他者に向けられるのではないか。
どんな時にどのような行動をとることが多いのでしょうか。
その際、お世話は、どのような方に多く関わろうとしていますか。
周囲の入居者の方は、利用者に対しどのような対応をとることが多いのでしょうか。
夕食後に車いすの入居者を押して行こうとします。深夜2時から早朝にトイレに覚醒した時に、他の入居者のベッドにもぐりこんだり、話しかけて起こしたりします。Aさんに居室に入って来られて怒る方もいます。衣類等を持って行かれ、取り返そうとする方もいます。(先日喧嘩になりました)