帯状疱疹になってから同時に腰痛もあり、今も痛みが続いている。
低たんぱく血症が見られますが、その背景要因は何ですか?
不規則な食生活かと思われる。
(2)身体的痛み、便秘・不眠・空腹等による苦痛の影響は考えられますか?
・好きな食べ物があると、表情も良くなる。
・空腹時は特に機嫌が悪い。
普段の食事量はどの程度ですか?また、グループホーム入居前と比較していかがですか?
好き嫌いが激しく、メニューによって洋食は大盛り、和食は普通量である。
入居前はロールケーキ3本を1回で摂取することもあった他、乳酸飲料や寿司も好んでいたとのこと。
(3)悲しみ・怒り・寂しさ等の精神的苦痛、また本人の性格等の影響は考えられますか?
・兄弟を相次いで亡くしてから性格が変わり、周囲の人とトラブルが続いていた。
・入居には納得しておらず、周囲に、特に弟に不信感を抱いている。
他界した兄弟に対して、Aさんはどのような思いを抱いていたと思われますか?
とても頼りにしていて、優しかった兄弟を失い、辛い思い。
(4)音・光・味・臭い・寒暖等感覚的な苦痛を与える刺激の影響は考えられますか?
夕方になると静かになり落ち着く。
落ち着くのは、納得しているためですか?それとも諦めだと感じますか?
諦めだと感じている。「明日、帰るから・・・」との発言も見られる。
(5)家族・介護者など周囲からの過剰、あるいは少なすぎる関わりの影響は考えられますか?
・入居手続きや面会は弟のみだが、弟から希望しての面会はなく、施設側からの連絡で状況を伝えている。
・ほとんど居室で過ごしているため、孤立しやすい。
存命の他の兄弟はAさんに対してどのような思いを抱いていますか?また、認知症に対する理解の程度はいかがですか?
困ったとの思いを抱く反面、和解出来るのであれば和解したいとも思っている様子である。認知症に対する理解はあまり無いように思われる。
生活の中で、他の入居者の関わりはどの程度ありますか?
フロアに出てきても、「死んだ方がまし」「苦しい」との訴えばかりで、皆を不穏にさせる。
(6)障害程度・能力の発揮に対して、住まい・器具・物品等物的環境による影響は考えられますか?
家庭より広い空間が多く、特に廊下が長いために歩くことが辛い。共同トイレ(男女))のため、気を遣う。
(7)要望・障害程度・能力の発揮と、アクティビティー(活動)とのズレによる影響は考えられますか?
・一人で自由に過ごしたい。
・得意でないことは、自分ではしたくない。
・物盗られ妄想、被害妄想が強く、相手の話を聞くことが苦手である。
Aさんにとって、自由な暮らしとはどのような暮らしだとイメージしますか?
一人で気ままに暮らし、困った際に誰かに助けてもらえる暮らし。
(8)生活歴・価値観等に基づいた暮らし方と、現状とのズレによる影響は考えられますか?
・一人で、気ままに過ごしてきた。
・苦手なことは(掃除、洗たく)人任せである。
・家に帰れない。
これまで親しくしてきた近隣の人、友人、知人はいますか?
また、現在、その人との関わりはいかがですか?
近隣の人々にも迷惑を掛け、民生委員のみ関わっていた様子であり、親しい人は確認出来ない。