お知らせ
いつも「土曜の音楽カフェ♪」にご参加いただきありがとうございます。
ご報告が遅れてしまい大変申し訳ございません。前々回(5月11日)もいつものように音楽を聴きながらのカフェタイム、そしてミニ講話は認知症介護研究・研修仙台センターの矢吹研修部長の「もしも、気になるようでしたら(認知症の違和感と認知症)」。
認知症の方やそのご家族への支援、あるいは認知症カフェについての研究に力を入れている矢吹さん。昨年度の研究で「早期支援」の一助として、「もしも」という冊子を作成しました。
何か気になるようなことがあったときにどうしたらよいか悩んでいる方に気軽に見てもらえるよう、表紙のデザイン、「認知症」という言葉を使わない等いろいろ工夫が施されています。受診の機会を逃して支援が遅れてしまうというようなことがないように、違和感を覚えたときにはまず家族や専門家に話してみましょう、認知症かそうでないかよりも、自分らしく生きるヒントを見つけることが大切とのことでした。
そして、前回(6月1日)は、若年性認知症支援コーディネーターの田中しなのさんの「若年性認知症を理解しよう」。
田中さんは、47都道府県に配置されている「若年性認知症コーディネーター」のお一人で、宮城県唯一の方です。
ところでみなさん、「若年性認知症」ってご存知ですか?
「若年性認知症」とは、18歳から64歳までの認知症の診断を受けた方だそうです。高齢の方の認知症とは日頃抱える問題に違いがあるとのこと。
例えば、若年性認知症の方は、若くて働き盛りの時期に発症する為「うつかな?」と思い、病院受診が遅れ、認知症に気がついた時には進行しており、ひとりで住宅ローンや子供が小さい等の悩みを抱え、なかなか病院に駆け込めない。そんな方の相談窓口として、田中さんが活躍されているそうです。インターネットで「宮城県 若年性認知症」と検索すると宮城県のホームページに掲載されている田中さんの相談窓口(RBA相談室:022-346-7068)の連絡先が掲載されているので、そこにまずは連絡をしてほしいとの事。相談は無料ですし、相談場所は自宅だったり、カフェだったり、相談者の希望を聞いてくれ、先日は青葉区役所で相談を受けたそうです。相談内容によっては、一緒に職場に行って上司に話をし仕事内容や異動先を考えてもらったりもするそうです。
田中さんは、「相談して具体的に解決策までつなげてもらう事が大切で、認知症の方だからこそ出来ることがある。周りは、諦めかけている方が多いので、背中を押して欲しい。」また、「この病気と一緒にどうやって生きていくか。予防といっても明確なものはないので、『予防よりそなえ』が大事。生き様を考えていく事が必要だと思う」ともおっしゃっていました。
次回の「土曜の音楽カフェ♪」は7月6日(土)、ミニ講話のテーマは「ランキングでわかる在宅での介護と予兆」となります。
ぜひ「土曜の音楽カフェ♪」にいらして、認知症や高齢化についてゆるやかに学び、音楽を聞きながら語り合いませんか?また、地域の方、専門職の方との出会いの場でもあります。純オランダ式のカフェタイムを体験してみませんか。
日 時 | 令和元年7月6日(土) 13:30~15:15ごろ |
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会 場 | 東北福祉大前駅 ステーションカフェ(駅の目前です) ※駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。 |
交 通 | 最寄り駅 JR:東北福祉大前駅 |
参加費 | 無料(コーヒー、紅茶、お菓子を用意しました) |
申込み | 予約は特にいりません。誰でも参加できます。 |
チラシ | こちらからダウンロードしてご利用ください。チラシ |
お問合せ先 | 認知症介護研究・研修仙台センター TEL 022-303-7550(平日9:00~17:30) 国見地域包括支援センター TEL 022-727-8923(平日9:00~17:30) |
今回のテーマ 「ランキングでわかる在宅での介護と予兆」 | |
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【第1部】 13:30 | カフェタイムと音楽 |
【第2部】 14:00 | ミニ講話 「ランキングでわかる在宅での介護と予兆」 エバグリーン・キタヤマの職員さん |
【第3部】 14:30 | カフェタイムと音楽 |
【第4部】 14:50 | Q&Aとカフェタイム |
※公共交通機関をご利用ください。
※介護相談コーナーもあります。(介護者・ご本人大歓迎)
※見学も大歓迎です!(多数の場合は事前にお知らせください。)
※東北福祉大学と仙台市の認知症対策推進協定(平成26年12月締結)の一環で開催されています。
※認知症カフェは、国の認知症施策推進総合戦略(新オレンジオプラン)に位置付けられています。
詳しくは、チラシをご覧ください。
今後の予定:
令和元年9月7日(土) 13:30~15:15ごろ
テーマ:「認知症と共に生きる本人の言葉に 耳を傾ける」 認知症の本⼈による相談窓⼝ おれんじドア
※いずれも、場所、時間は今回と同じです。