認知症介護研究・研修東京センター
[平成29年12月4日掲載]
★本調査は、入居型施設・事業所に所属する認知症介護指導者を対象とした調査のご協力依頼となります。
「認知症ケアレジストリ研究」をご参照の上、下記 「FAX申込用紙」(PDF)にてFAXでお申し込みください。
(研究の位置づけ)
●「認知症ケアレジストリ研究」は、認知症介護研究・研修センター(東京・仙台・大府)の運営費により実施する研究です。
●「認知症ケアレジストリ研究」は、国立長寿医療研究センターが、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(通称:AMED)の「認知症研究開発事業」の助成により実施する、「大規模症例集積による認知症、及びその前段階の各時期に対応した登録・追跡を行う研究(通称:オレンジレジストリ研究)」の分担研究である「認知症ケアの標準化に関する研究」と連動し実施します。(図表1)
●具体的には、「認知症ケアレジストリ研究」は、「認知症ケアの標準化に関する研究」のシステム構築・システム運用等の体制整備・結果の普及、活用を担います。
図表1 関連事業との整理 | ||
---|---|---|
認知症ケアの標準化に関する研究 | 認知症ケアレジストリ研究 | |
財源 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構による 「平成28年度 長寿・障害総合研究事業 認知症研究開発事業」の助成(AMEDによる助成) |
センター運営費を財源とする |
事業の関連 | 研究項目の検討・研究結果の解析等研究的な作業 | システム構築・システム運用等の体制整備・結果の普及、活用 |
具体的内容 | ●セミナーの実施(実施済) ●調査項目の検討 ●登録結果の解析 |
●登録説明会の実施 ●縦断的登録システム(WEB)の構築・運用 ●調査協力者の募集・名簿管理 ●登録結果の集計 ●問い合わせ対応 |
(大規模症例集積による認知症、及びその前段階の各時期に対応した登録・追跡を行う研究について)
●「大規模症例集積による認知症、及びその前段階の各時期に対応した登録・追跡を行う研究」は、「健常者、前臨床期」「軽度認知障害(MCI)期」「認知症期」といった疾患の進行に従って、認知症の人の状態を長期間、定期的に登録するシステムを構築し、それぞれのステージにおける薬物治療研究に活用する他、認知症ケアのあり方を明らかにすることをねらい、実施されています。
*インターネットで「オレンジレジストリ」で検索していただけると概要が示されています。ご参照ください。
(認知症ケアの標準化に関する研究について)
●分担研究「認知症ケアの標準化に関する研究」は、①認知症の人の状態及び利用サービスの経過の基礎データ集積によるBPSD: behavioral psychological symptoms of dementia への介入手法の類型化、関連要因、介入方法、手順の明確化、②BPSDの軽減に資するケアのエビデンス構築(*1)、③データベースの提供による国内の認知症ケア研究の促進、という3点を目的として、3センターが実施する研究です。
(*1)エビデンス:有効であるという証拠・根拠
●要介護状態にある認知症の人の登録システムを開発し、認知症の人の状態やその時受けているケア、あるいはその時の環境といった情報を継続的に入力し、データを蓄積していくことにより、BPSDの軽減に資するケアのエビデンスを構築することを目指します。
●調査の方法としては、定期的な長期登録調査、前後2~4週間のBPSDスポット調査(以下、スポット調査)があります。
●スポット調査は、上記の目的のうち「②BPSDの軽減に資するケアのエビデンス構築」のために実施する調査です。
●スポット調査とは、前述のとおり、BPSDの軽減に資するケアのエビデンスを構築することを目指し行います。具体的には、まず、ベースラインとして、BPSDの状態にある認知症の人について、ケアを検討する前の状態をベースラインデータとして登録します。その後、認知症の人に対するケアを検討し2~4週間実際に提供します。そしてその後の認知症の人の状態を登録します。認知症の人の状態の変化とその時行ったケアを比較分析することによって、認知症の人の状態ごとに、必要なケアを明らかにすることを目指しています。(下図「スポット調査の概要図」を参照願います)
●スポット調査に協力いただける施設・事業所を「スポット調査協力施設」、協力いただける認知症介護指導者を「スポット調査協力者」、研究に協力いただける認知症の人を「スポット調査対象者」とします。「スポット調査協力施設」「スポット調査対象者」の要件は以下の通りです。
(スポット調査協力施設の要件)
●利用環境
①OS:Windows XP以上(Windows7以降を推奨)
②ブラウザ: InternetExplorer 8以上を推奨、 Firefox、Google Chromeについては最新バージョンに対応
③推奨デバイス:デスクトップPC、ノートPC(13インチ以上)
*タブレット、スマートフォンのご利用は正しく表示されない場合があります。
平成29年3月15日~平成30年12月30日
*期間中、5例程度の登録をお願いしたく存じます。
1) 説明会の位置づけと目的
本説明会は、調査協力を検討している施設・事業所管理者および認知症介護指導者に対し、認知症ケアの標準化に関する研究におけるスポット調査の方法について説明し、スポット調査協力施設、スポット調査協力者を募集することを目的に実施いたします。
2)説明会対象者
調査協力を検討している施設・事業所管理者および認知症介護指導者各1名
*指導者が管理者の場合、1名参加可
*すでに調査に協力が得られている施設・事業所は対象外となります。
3)説明会開催日時・場所
12月22日(金)東京、1月18日(木)東京、2月5日(月)大阪、2月6日(火)大阪、同一プログラムで開催します。 同封のFAX申込用紙をご参照ください。どの会場でもご参加いただけます。同封のFAX申込用紙をご参照ください。どの会場でもご参加いただけます。
*なお、大阪で1月または2月にさらに2回同様の説明会を開催するよう現在調整中です。
時間 | 内容 |
13:00~13:05 | 挨拶+趣旨説明5分 |
13:05~14:05 | ・研究の目的と方法(目的・意義・展望、調査方法概要、協力施設の条件、研究協力者・対象者の要件、研究期間、集計・分析・公表の方法) ・調査協力決定までの手続き(倫理的配慮、決定までの流れ、問い合わせ方法) |
14:15~16:00 | ・入力方法等(対象者決定の流れ、項目の目的と構造、入力方法・システム操作方法) |
16:00~16:05 | 閉会 |
下記のFAX申込用紙にて申し込みください。FAX受付後、詳細及び参加の可否をFAX致します。
「FAX申込用紙」
会場までの往復の旅費は、参加いただいた管理者および指導者に対し、指導者研修を修了したセンターより、規定に基づき支払います。
DCnet上で本研究の概要について説明した動画を以下に配信しておりますので、説明会開催に際し、閲覧の上、ご参加ください。
説明会におきましては、実際にスポット調査のシステムを操作しますので、もしよろしければ、WIFIにつながるPCをご持参ください。
当該研究の概要は以下の通りです。詳しくは、以下の動画及びPDF資料をご参照ください。
【動画の再生方法】
・動画を再生するには画面上の「再生」ボタンをクリックします。
・再生画面下にある「YouTube」ロゴをクリックすると「youtube.com」サイトで大きなサイズで視聴するこができます。
「認知症ケアレジストリ研究(スポット調査)」に協力していただいている施設・事業所の一覧はこちらをご覧ください。
調査協力施設一覧へ
【調査実施主体・問合せ先】
〒168-0071 東京都杉並区高井戸西 1-12-1 認知症介護研究・研修東京センター
研修部:中村・藤生・八木
TEL:03(6743)2165(同センター研修部)、FAX:03(3334)2156 、mail:registration@dcnet.gr.jp