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研修情報

認知症介護指導者の紹介/東京センター

仁木 勝美 (大府センター第1期生)
認知症疾患治療病棟とその役割について

和歌山県立こころの医療センター

地域の特徴

 当センターは全国的にも知られるミカンの里で、有田郡吉備町にあります。有田川では鮎釣りのシーズンには大阪方面からも多くの人が訪れる風光明媚な所に あります。認知症病棟は、平成11年からの全面改築により整備され、平成13年4月に開設しています。和歌山県の高齢化率は平成14年度21.8%と上昇 し高齢者問題に対する関心は 高まっています。当病棟は、和歌山県下初めての認知症病棟であることから認知症疾患センターへの電話相談や専門外来の予約・入院希望は増加しています。

施設が取り組んでいる地域ケアについて
 当センターを利用している家族を対象に「家族教室」を開き、医師からは疾患についての説明、ケースワーカーから介護保険や施設入所についての説明、また、看護スタッフからは認知症高齢者への接し方をロールプレイを取り入れて実施しました。
 病棟内では、日々のレクリエーション活動として、模擬結婚式・模擬バス旅行・季節の 食材を取り入れた試食会などを行うことにより、患者様にとって懐かしく・なじみのある場面を作るようにしています。
 家族に対しては、患者様と家族の関係が入院により疎遠にならないように、週1回病棟に来てもらって衣類の入れ替えを兼ねて面会してもらっています。

今後の課題と展望
 認知症疾患治療病棟の施設基準として、激しい精神症状に対しての短期集中治療となっています。しかし、症状が改善しても在宅への移行や施設への 入所がスムーズに展開できないのが現状であります。その原因として、家族の抱える介護不安や地域における社会資源の不足が考えられます。
 和歌山県では、指導者養成研修を受講した ものが中心となり、認知症介護に関わっているスタッフに呼びかけて、学習会を開催しています。3月29日には第1回学習会として、各々の職場で抱えている問題についてグループワークを行いその問題を共有しました。
 認知症高齢者やその家族を支える体制はひとつの施設で完結できるものではなく、それぞれの施設の特長を生かしてうまく連携していくことが 大切であり、そのようなネットワークに発展できればと考えています。

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