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うつ病

(ウツビョウ)

うつ病は心の病です。うつ病の症状には、うつ気分(落ち込む、おもしろくない、死にたいと思う等)、気力の低下(引きこもり、行動が少なくなる等)、さらには、頭痛、不眠、食欲低下、便秘、下痢等の身体症状の訴えがあります。高齢者の場合のうつ病は、身体不調による苦痛、経済力の低下、定年退職などによる社会的役割の喪失、さらには近親者との死別体験等をきっかけにおこることが多いといわれています。若年期~壮年期のうつ病も症状は同じですが、高齢者のうつ病では、不安・イライラ感が強いこと、身体の症状や不健康を極度に心配してくどくど訴えることがあります。うつ病の場合、医師の治療(抗うつ薬による薬物療法が主体)の他、環境の調整や心理療法も大切です。自殺を予防することが大切で、暖かい対応や声かけなどによる支えが必要です。

監修:認知症介護研究・研修東京センター

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