「事業紹介」
  • HOME
  • 事業紹介
  • 平成21年度 2月 個別訪問相談援助事業 実施状況

平成21年度 2月 個別訪問相談援助事業 実施状況

個別訪問相談援助事業は、認知症ケアに課題を抱える介護保険事業所からの援助の申し出に応じ、認知症介護指導者等(本事業では、「認知症ケア援助者」といっています。)を事業所に直接派遣し認知症ケアの現場における課題を解決するためのヒントを提供することを目的としています。
平成22年2月に実施した7事業所からのアンケート結果を報告いたします。
7件の訪問事業所及び援助内容は下記の通りです。

1.訪問事業所内訳
訪問事業所種別 件数
1 訪問介護 0
2 訪問看護 0
3 通所介護(デイサービス) 1
4 通所リハビリテーション(デイケア) 0
5 短期入所生活介護(ショートステイ) 0
6 養護老人ホーム 0
7 有料老人ホーム 1
8 軽費老人ホーム 0
9 介護老人保健施設(老健) 1
10 介護老人福祉施設(特養) 3
11 介護療養型医療施設 0
12 小規模多機能型居宅介護 0
13 認知症対応型共同生活介護(グループホーム) 1
14 地域密着型特定施設入居者生活介護 0
15 地域密着型介護老人福祉施設 0
16 居宅介護支援事業所 0
17 在宅介護支援センター・地域包括支援センター 0
18 宅老所 0
合計 7
2.援助内容内訳 (複数回答)
援助内容 件数
1 ケアの方法について 7
2 ケアの視点について 6
3 認知症の理解について 4
4 家族支援について 4
5 コミュニケーションについて 0
6 認知症のためのアセスメントの視点・方法について 4
7 具体的事例について 2
8 住環境について 0
9 チームケアについて 5
10 ティーチング・コーチング 1
合計 33
3.アンケート集計結果
1.個別訪問相談援助事業の申請理由 1 一部職員のみでなく、現場スタッフ全員が認知症について理解しないと良い認知症ケアにならないと思い、個別訪問相談援助事業に申請した。
2 各フロア間で認知症に対する理解やケアの質等、色々な面で差ができていた。努力したが、なかなか改善することができなかった。今回の事業を利用し、改めて多くの職員が参加し、認知症について学びなおすことで改善に結びつけることができれば、と申請した。
3 認知症とはどのような病気か、また認知症利用者とどのように関わり看護・介護したら良いのかを学びたく申請した。
4 様々な形で、認知症状を呈する方が増えてきている。研修を受けることにより、スタッフのレベルアップを図ったり、初心に立ち返ったりするきっかけになればと申請した。
5 認知症ケアについての研修を受けたことがなかったので申請した。(認知症介護実践者研修に3回申し込み全て断られた背景がある)
6 施設全体で認知症に対する共有の認識・知識を持ち、より密度の濃い話し合いをすることができるように、ケアのレベルアップを図りたい。
7 認知症の方の対応として専門的なことを教えていただける機会としてお願いした。
2.個別訪問相談援助を受けた感想
[1] 良かった
7件

[2] どちらともいえない
0件

[3] よくなかった
0件

(感想)
1 現場スタッフの考え方や視点が変わった。認知症ケア援助者の方の説明が解り易く、ケアにすぐに反映できるものだった。
2 有名な認知症ケア援助者にスタッフが実際に会うことができた。これだけでもスタッフの意識に変化が生まれると思った。スタッフが自らの中で問いのままになっていたものが、認知症ケア援助者の具体的な話で答えにつながっていった。振り返り、気付き、考え、そして行動する。まず自分が何をすべきか、見極めて行動していきたい。
3 参加者より「良いお話を聞かせていただきました。」と喜びの声が多く聞かれ、認知症ケア援助者からも「お話できて良かった。」との話があった。とても有意義な研修となった。
4 認知症ケア援助者の、常に家族との連絡・連携を大切にしている姿勢から、自分を振り返り、今よりもっと家族と接していかなければいけないと思った。全く社会資源を活用できない環境で、地域との関わりを大きな役割としている点を見習いたいとも思った。
5 今回の研修では、認知症の症状について理解を深めるだけではなく、自分達の介護が利用者にとってどんな影響を与えているのか、自分達の言動を客観視することの大切さを教えてもらった。少ない職員で大勢の利用者の介護をする場合、業務上、合理的に仕事を進めてしまいがちだが、利用者が長年続けてこられた生活習慣をできるだけ継続する工夫をしていくことが、認知症の予防にもなり、本人や家族にとって良いことだと改めて思った。私たちは利用者の今しか知らない。又、利用者の過去を知るには、本人や家族とのコミュニケーションをとるしかない。それらが重要なことは分かっていたが、怠っていた。今後はできるかぎりコミュニケーションをとっていきたい。
6 利用者というより介護側の都合で、介護を提供している現実がある。できるだけ利用者側に立った介護をすべきであると思うが、現場では難しいのも事実。しかし、利用者視点の介護をしていかなければならない。少しでもその様な介護を取り入れることが今後の課題になっていくと思った。
7 老健と特養の内容は違うが、特養も老健のようにリハビリを今以上に充実させるために、専門職(PT、OT)の方の助言があっても良いのではと思った。現在は人員不足のため、どうしてもリハビリが手薄になってしまい、入居者の認知症進行、ADLの低下につながっている。介護が必要な入居者が増加し、職員に負担がかかっているので悪循環になっている。介護する側、される側、共にゆとりのある日常生活を送ることができればよいと思う。自分にとって大変役立つ研修だった。
8 認知症の中核症状である記憶障害・見当識障害・判断力の低下に対し不適切な対応をすることにより、不安感や被害感・ストレスが加わり、徘徊や介護への抵抗等の行動障害としての症状が出てくるということがわかった。正しく認識することは困難であり経験も必要だと思うが、皆のチーム力でできるだけ適切な対応を心掛けることが大切だと思った。熱意を持って日々の仕事に関わっている認知症ケア援助者からエネルギーをいただいた。
9 認知症、認知症とよく口に出すが、認知症に目を向けている者として、本当に関わっていたのか考えさせられた。本当は利用者本位の視点で考えていかなければならないが、現場では介護者本位になってしまう。何をするにも「この方はこれがしたいのか?本当にこれで良いのか?」と考えながら介護にあたらなければならないと感じた。しかし、現場では介護者は時間内にいろいろなことをしなければならず、利用者一人と長く向き合えないため、イライラしたり、ストレスになったりする。それが知らず知らずのうちに利用者に影響し、いろいろな行動に出てくる。私は「認知症の問題行動」と言っていたし、気にもかけていなかったが、「問題行動という言葉はおかしい」と、この研修を受け考え直した。利用者の視点から考えると、その行動には何らかの背景が存在する。認知症ケア援助者の施設では、鍵を日中一切かけず、認知症がある方を1階で介護されていることに驚いた。
10 今まで認知症の人のケアやプラン作成をする時に、私はまだ「その人」というよりも認知症の症状をみていたのかもしれない。これからは、その人の今までの生活・性格・環境・思いなど、その人らしさを見つけていきたいと思う。そしてその情報を少しでも多く知ることができるように、本人・家族と、もっともっといろいろな話をしていこうと思った。又、自分の力のなさ、勉強不足を改めて感じ、今後もっと勉強していろいろなことを学んでいこうと思った。
11 認知症介護において重要なことは、その方の過去・生活歴などを知り、考えることである。「こんな人には対応できない。」などと言っている段階では何もできない。又、介護施設においても事故は起こりうる。事故に対するリスクを常に考えて対応していく必要がある。何もせずに「何かあったらどうしよう。」では介護にならない。そうでないと認知症の方にいろいろなケアの提供を考えても実行できなくなる。認知症ケア援助者の話の中で、「1年以上かけて1つのことを思考錯誤している」とあり、何でもすぐに答えを出そうとしても、できないことに気づかされた。十分に検討し、対応しなければならない。「できない、できない」と言っても始まらない。自分から動かなくてはいけない。皆が協力をしなければ十分な結果は得られない。強い意志をもって行わなければ相手は変わらない。言い続けること。考え抜くこと。情報は1人ではつかめない。みんなの協力が必要である。
12 「痴呆」→「認知症」、「問題行動」ではなく「行動障害」という言葉を使うということや、普通のもの忘れと認知症の違い、記憶障害の意味がわかり、理解することができた。認知症の人の外見にとらわれず、その人にとっての安心、やすらぎ、その人が笑顔になれるような日々の暮らしや環境作りに、少しでも役に立てたらいいと思った。
13 認知症ケア援助者は現場を体験してきた方だけに、説得力もあり、とても分かりやすい講義で、どの職種の人にも、'なるほど'と感嘆される内容だった。認知症といっても、実際いろいろなタイプの方がいて、確かに個々に合った接し方をすることで不安や興奮を抑えることが出来れば、まさに理想的な介護である。しかし現状は職員不足もあり、とてもゆとりのある介護・看護は望めない。ただ、内面的な情報・その人の背景にあるものは何か?などを知り、皆で共有し介護・看護に向き合うことは可能であると思った。
14 日頃、当たり前のように使っていた「問題行動」という言葉を、今は「行動障害」ととらえることを知った。行動障害という言葉を耳にすることは度々あったが、はっきりと理解せず、曖昧にしていた。'利用者中心のケア・その人の人生を肯定も否定もしてはいけない''環境を整え、その人らしいあり方への援助'等、普段から気持ちの上では常に思い考えていることであっても、日頃の業務に追われ、好ましくない不適切なケアになっていることを、今回の講義で、改めて思い直す機会となった。利用者を思う気持ちや、前向きに取り組む姿勢は自分の思いと重なる部分も多く、良いタイミングでの研修内容であった。
15 今回の研修で、視点を「認知症」から「人」に変えること、利用者本位の視点・パーソンセンタード・ケア等を学び、自分自身、不適切なケアをしてきたのではないかと反省した。見えていない部分、その人の背景を考え、色々な方法を試し、失敗しても、もっとできることがあるかもしれないと考え、その人らしく穏やかに過ごしてもらえるようにするのが、私たちの仕事だと教えられた。
16 「その人らしさ」とか、「その人の立場に立って」とか、介護を仕事にする自分たちにとっては当然のことなのに、どこか他人事というか・・・表面上の言葉で、実際にはケアに反映できていなかったのではないかと、とても反省した。'なぜかを考える''原因を知って取り除く'むやみやたらに行動を止めたりせず、自分だったらどうされたら落ち着くか・どうされたら安心するか・・・すぐに行動するよりも、少し考えてでも、より良い考えを導き出していきたいと思った。
17 認知症高齢者が増え続けるなかで、私たちがすべきことは、その人らしいあり方を大切にし、1回でも笑顔が多い生活を送って頂けるように支援し、家族の方にも安心して頂ける環境を作ることだと感じた。
18 認知症ケア援助者の人間性と、仕事への熱い気持ちを感じた。後半の方は、今までの自分を振り返り、介護職員としての反省点が多かった。これからは、今までの自分のケアを見直し、その人らしい在り方を諦めずに考えていきたいと思った。
19 年々、認知症の方が増えていっているのが現実であり、私たちも認知症についてもっともっと勉強していく必要があることを学んだ。自分たちだけの判断だけでなく、その人を知り、その人にとって必要なことを知ることも、とても大切だと感じた。
20 認知症の人としてではなく、その人個人としての全体像を捉えるということは、その人の元の生活環境・家族との関係など、より多くの情報を収集し、理解することが大切である。それにより、その人らしく安心して生活ができるように援助ができれば良い。ケアの選択肢は多く、介護・看護が協力を深め、一番良いと考えられる方向性を見出だす必要がある。対応の資料を参考にし、様々な対策方法で日々の介護に努めていきたい。
21 認知症ケアの考え方を聞かせていただき、ケアの難しさを実感した。
22 超高齢社会に鑑み、認知症が増え、増え続けてくることを再認識した。
23 認知症の根本的な解決策はなく、その人らしさを大切にし、全人的にサポートしていく以外に方策はないのか憂いを感じた。
24 利用者本位の支援、その人らしさのケアを考えることが必要と話され、反省すべきことも多く感じた。大事なことは認知症を生活障害と捉え、偏見を抱くことなくケアしていくことがより一層求められるべきであると感じた。
25 施設全体で、もう一度一からより良いケアを目指していってはどうかと思った。
26 レビー小体型認知症という言葉を初めて知った。
27 認知症ケア援助者の話は、事例や時々のユーモアも交え、大変分かりやすく説得力も有り興味深く聞くことができた。
28 認知症ケア援助者の施設では、医師もオムツ交換をし介護に携わっているとのことで驚き、職員全体で介護していると感じた。
29 仕事後の2時間ということで、厳しいかなと考えていたが、あっという間に終了してしまった。
30 認知症の方への接し方は難しいが、今後「いろいろな方向性を試してみて、諦めずに取り組んでいく」ことを目標にしたい。
31 認知症になった夫を、在宅で看護している妻のケースの話で「もう、私のことは誰だか分からないけれど、嬉しそうな顔をしたり喜んでくれたりすると嬉しいし、感情は伝わると思いますよ。」と言っていた言葉が印象に残った。私も利用者の笑顔につながる介護を心がけていきたいと思った。
32 「認知症を理解する」ことに、これといった答えがあるわけでなく、認知症の方それぞれ違う生き方、問題をもっているので、介護者にとっては永遠のテーマとなる。「問題の多くは作られた障害であり、防止策はある。」私達が施設の中で作っている障害を、どこまで防止できるのかは今後の課題である。他職種同士が同じ介護者として協力し合いながら、認知症の人への対応も同じ視点を持ち、意見を言い合える職場作りが大切である。
33 今回の研修を受け、利用者の本人らしさ・本人の意思を大事にしていきたい。その人の馴染みのある生活などを、そのまま継続できるような施設でありたい。利用者が心で思っていることを、上手くくみ取れる介護者になりたい。
34 認知症は、その方の個性と言うが、頭では分かっていても一括りにしてしまっている自分を感じた。
35 話をじっくり聞くことだけで、利用者の気が楽になり、行動障害も無くなる場合があるとの話は、共感することも多く、実際に出来ればいいと思った。介護者も人なので、イライラしたり、言われたことに傷ついたりする。自分自身に余裕がないと、なかなかできることではないなと感じた。
36 事前の質問にも丁寧に答えて頂き、勉強不足だったことを反省した。
37 15年後445万人もの認知症になる可能性のある人の中に、私も入る可能性もあり、介護士が不足していたら、昔の精神科病院のようになってしまうのだろうか?と心配である。
38 帰宅願望が現れた時の対応方法に困っていたが、いろんな対応の仕方があることを学び勉強になった。認知症の方の中には、気分がコロコロ変わる方もおられるので、対応が難しく戸惑ったりすることもあるが、この研修を今後に活かしたいと思った。
39 行動障害の対処法のヒントを頂けたので、参考にして取り組んでいこうと思う。
40 認知症にはいろいろなタイプの人がいること等、知らなかった部分もたくさんあった。
41 他の施設の認知症への対応の方法、認知症専門の介護相談員がいること等、知らなかった仕事もあることが分かった。
42 加齢による物忘れと、認知症による記憶障害等が混同してしまい、誤った対応をしてしまわないよう気を付けようと思った。
43 施設では、職員不足により業務的な流れになってしまっているが、徘徊や訴えを少しでも和らげていくために、少しでも時間をとって話を聴くことが大切であると思った。
44 不適切なケアにより、利用者にストレスや不安感を与えた結果、介護者に負担がまわってくる悪循環を防がなければならない。そのためには、心にゆとりを持って業務にあたり、仕事以外では自分自身にストレスを作らないようにしなければならないと思った。
45 以前に比べ、認知症のケアも変化しつつあるというのは、自分なりに毎日の業務の中で感じていた。一人ひとりの心の持ち方、考え方の相違もあり、施設全体を変えていくには時間がかかる。医師、看護師、介護がそれぞれの職務を全うしながらも、一つの目標に向かっていないとなかなか難しい。現場の声を持っていっても、その場しのぎの言葉だけの返答では何の改善にも繋がらない。それぞれの立場の意見をしっかり持ち、しっかり伝えることができ、且つ寄り添えることのできる関係を強く望む。
46 「パーソンセンタード・ケア」に少しでも近づける努力はするが、真剣にその部分を考えられるようになるのか?日々心も変化し、良い時もあれば、悪い時もある。私自身そうなので、プロとしては失格だ。正直なところ、話を聞いて自分には向いていない仕事かなと感じた。
47 認知症ケア援助者の「介護をより良きものにしよう、人としての尊厳を重要視する」という意志が熱く、私が求める理想的な介護だった。
48 認知症の過去という話をしていたが、以前はボケ老人扱いで、私の親族も決して綺麗とはいえない病院で息を引き取った。現在は今回のような取り組みを含め、世間の常識が変わりつつあるものの、浸透するまではいっていない。
49 「パーソンセンタード・ケア」で捉えていくべきであり、問題行動と片付けてしまうのも「行動障害」であり、何故このような行動をとるのか?わがままと決めず「訴え」と考えることはできないのか?見方を変えればいろいろな世界が見えてくるはずが、一方向で限定した目線で決めつけてしまっているのが現状。認知症の方だけでなく、子育てや通常の人間関係についても同様のことが言えると思う。身内の方の行動障害に手を焼いている方の話を聞くと、「明日は我が身」とも思い、理性では対応しきれない、そんな気がする。
50 利用者のその人らしさの介護を考えていくことが大切だと思う。職員同士の連携、現場の意見を出さなければ、その人らしさのケアにつながっていかないと改めて考えさせられた。
51 認知症ケアに対して、全職員の意識の改革が必要である。時間的な余裕を作り、チーム全体で関わっていかなければならないと改めて感じた。それぞれの職員が専門性を生かし、本来の業務ができるように業務内容を見直す必要がある。
52 認知症ケア援助者と、密に話をすることができ、こちらで意図する内容を、職員に提供することができた。初級から中級の事例をあげ、それについての具体的なアドバイスを得た。
53 ネットでの事例や本の紹介などもしていただけたので今後の参考になる。ただ、時間的な問題で、事前に出していた相談内容への具体的対応を聞くことができなかったのが残念だった。
3.当事業について今後も機会があれば申請したいと思うか。
[1] 思う
7件

[2] 思わない
0件

(上記[1]の回答理由)
<思う>
1 全体(施設)研修として取り上げたい。
2 個別で相談することによって大きな研修等では得られないような、きめ細かい学びがあると感じた。また、外部の方を内に招くことで視野が広がり、良い刺激になる。スタッフのモチベーションを維持するためにもこういった機会が必要。
3 看護職と介護職合同で話し合えた。
4 今回の講演で1/3の職員は受講できたが、残りの職員に対しても今後実施したい。
5 同じ職場で働く皆が、同じテーマで学び考え合うことができる。
6 研修を受けることができなかった職員もおり、今後部署の移動などもみられ、「共有の認識・知識を持つ」というところでは、定期的な全体研修が必要。
7 多くの現場のスタッフが参加して、現場の職員が理解や考えにふれてほしいところだが、現場から離れることができないところが難しい面でもある。
4.その他当事業に対して意見や要望 1 認知症ケア援助者の説明が良く、認知症ケアに対して理解の薄い職員も理解することができた。しかし、時間が経つと忘れやすいのも事実。くり返しの個別訪問相談援助事業を活用することが大事。
2 もう少しスピードがある対応だと、さらに効果的だと思った。なるべく簡単な手続きで、すぐに来訪できるようなシステムの再考を希望する。
3 認知症患者の先に考えられる高齢者虐待防止及び身体拘束中止についても、講演を依頼したい。
4 今回の研修が良いものであったことが口コミで拡がって、次回は積極的に参加する人が増えることを期待する。打ち合わせについても、双方の事情を話し合いながら円滑に行えた。
5 行動障害には様々な行動や状況があるので、1つ1つをテーマとして時間を取ってもらい、もっと深く検討ができるように継続的に(1年に1回位とか)実施してほしい。

前のページへ戻る