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認知症の主たる症状の1つは、もの忘れです。しかし、認知症の症状は、もの忘れだけではなく、日付がわからなくなる、自分のいる場所がはっきりしなくなる、計算が苦手になるなどいろいろな症状がでてきます。
認知症の診断と治療は、「物忘れ外来って?」の中でお話したとおり、さまざまな詳しい検査と診察を行い、認知症であるかどうかを診断していきます。 ですから、本当に認知症であるかどうか心配な場合は、専門の病院に受診して、詳しい診察と検査を受けることが必要不可欠です。
ここでは、ちょっと物忘れが気になるという方に対して、認知症の物忘れと普通の物忘れの違いについて、そのポイントをお話したいと思います。 そして、病院や保健センター、福祉の現場で利用されている認知症のスクリーニングテストというものについて、お話をします。というのは、ちまたで、スクリーニングテストの紹介がいろいろと行われています。しかし、正しい知識なしに使用したり、中途半端な知識で使用したりすると間違いが生じ、高齢者の方が害を被る場合があります。
そこで、認知症が疑われる高齢者の方へのよりよい支援につながるためにも、ご家族の方や福祉職の方に、スクリーニングテストとはどういうものであるかを理解してもらうことを目的に、スクリーニングテストについてのお話をします。
認知症介護研究・研修東京センター
研究企画主幹 小野寺 敦志
【掲載日:平成18年1月20日】
目次
1
認知症による物忘れと健康な人の物忘れの違いは
2
スクリーニングテストってなに?
3
長谷川式認知症スケール
4
NDS
5
MMS
6
スクリーニングテストを正しく実施するために
7
スクリーニングテストの結果を正しく読み取るために(最終回)
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